こんばんは、かわばっちゃんです!
マフラーをカスタムする際に、気になるのが「車検に通るかどうか」ではないでしょうか?
年々、バイクのマフラーに関する規制は厳しくなっており、車検対応マフラーであっても条件によっては車検を通らないこともあります。
この記事では、バイク車検に通るマフラーの条件や音量対策について詳しく紹介します。
バイクカスタムを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください!
目次
マフラーが車検に通らないとどうなる?
車検に通らないマフラーを装着していると、整備不良として罰則が科せられる可能性があります。
不正改造車には「不正改造車」ステッカーが貼られ、15日以内に整備点検を受けるよう命令されます。
この命令を無視し続けると、ナンバープレートや車検証が没収され、50万円以下の罰金が科される場合もあるため、注意が必要です。
⬇︎整備不良の罰則⬇︎
引用元:https://xn--u9jwf7a8ip16p94g.net/kiso/siru/kaizo/kaizoihan.html
車検対策としてよくあるマフラー対策方法
車検対策としてよく用いられる方法には、「バッフルをつける」「マフラーに詰め物をする」などがありますが、これらには制限があるため注意が必要です。
1. マフラーにバッフルをつける
バッフルは、マフラー内の排気音を抑えるための部品です。
以前は、車検時だけバッフルをつけて通す方法が一般的でしたが、2010年4月の規制により、脱着式バッフルの使用は車検時には認められなくなりました。
現在、バッフルを溶接やリベットで固定し、簡単に取り外せない状態にしている場合は車検を通過できます。
市販の多くの車検対応マフラーにはバッフルが固定されているため、これを選べば車検対策として問題ありません。
2. マフラーに詰め物をする
排気音を小さくするために、マフラーにスチールウールなどの詰め物を入れる手法もあります。
しかし、排気音が抑えられるものの、検査官がマフラーをチェックした際に詰め物が発見されると車検に通りません。
特に最近の検査は厳しく、詰め物がないか確認するためにマフラー内部を調査することも多いため、車検時には避けるのが無難です。
マフラーはJMCAに認定された物しか車検に通らない?
JMCA(全国二輪車用品連合会)は、法規制よりも厳しい基準を満たしたマフラーに対し「JMCAプレート」を発行しています。
このプレートがついたマフラーは、車検対応マフラーである証明となり、一般的に車検を問題なく通過します。
しかし、「JMCAプレートがないと車検に通らない」というわけではありません。
JMCAはあくまで民間団体であり、プレートの有無は車検の絶対条件ではありません。
プレートがないマフラーでも、騒音や排気ガスが基準内であれば車検を通過できます。
ただし、基準に合うか不安な場合は、JMCAプレート付きのマフラーを選ぶと安心です。
⬇︎JMCAプレート⬇︎
引用元:https://jmca.gr.jp/about_muffler/certification/
輸入マフラーは車検対応?
海外製の輸入マフラーについても、騒音規制や排ガス規制に合致していれば車検を通過可能です。
ただし、多くの輸入マフラーにはJMCA認証プレートがありません。
その代わり、ヨーロッパ基準の「Eマーク」がついている製品が多く、このマークがあれば規制基準に適合している可能性が高いです。
⬇︎騒音規制と排ガス規制をクリアしているかのチェック項目⬇︎
車検でのマフラーの音量基準
気になるマフラーの音量基準ですが、平成28年の法改正により、現在は車種ごとに基準が設けられています。
バイクの新車販売時にメーカーが試験を行い、定められた音量が基準となっています。
そのため、リプレイスマフラー(交換用マフラー)に交換する際は、車種ごとの基準値を超えないものを選ぶ必要があります。
たとえば、平成28年以前のバイクには「94デシベル以下」という基準がありましたが、測定方法にも注意が必要です。
音量は「近接排気騒音法」(マフラー排気口から45度後方、50cmの距離で測定する方法)で測定されるため、正確な基準を把握しておきましょう。
⬇︎マフラー音の測定方法⬇︎
排気ガスにも注意!
排気音が基準内でも、排気ガス基準を満たしていないと車検を通過できません。
排ガス規制の影響は年々厳しくなっており、以下の物質が規制対象となっています。
- CO(一酸化炭素)
- HC(炭化水素)
- NOx(窒素酸化物)
国内の排ガス規制は、国際基準に合わせて厳しくなっているため、EURO4やEURO5といった基準をクリアするバイクが求められています。
特に平成24年10月以降に型式認定を受けたバイクでは、車検時に「WMTCモード排ガス試験成績書」(通称ガスレポ)の提示が必要です。
車検対応マフラーに付属しているガスレポを紛失してしまった場合は再発行が可能なので、忘れずに用意しておきましょう。
まとめ
今回は、バイクの車検に通るためのマフラー音量対策と注意点について解説しました。
マフラーを交換したいと思うライダーは多いと思いますが、近年の規制強化により、車検に通るかどうかの確認が必要です。
特に社外品のマフラーを装着する場合、JMCAプレートやEマークの有無を確認し、基準に適合しているかをチェックしましょう。
私もCB400にヨシムラのマフラーを取り付けていたことがあり、マフラー選びにはこだわりがあるので、その気持ちもよくわかります!
ただし、マフラーの規制が年々厳しくなっているため、交換する際には十分に注意してくださいね。
少しでも役に立ったと思った方は、ぜひコメントをお願いします!