こんばんは、かわばちゃんです!
バイクに長く乗っていると、ある日マフラーから白煙が出ていることに気づくことがあります。
白煙はただの水蒸気によるものと、エンジンの異常を示すサインの2種類があります。
異常を見逃してしまうと、高額な修理費用がかかる可能性もあるため、早めにチェックしておくことが大切です!
この記事では、白煙の原因や異常のサインかどうかを見分ける方法について詳しく解説します。
目次
バイクから白煙が出る理由は?
白煙が出る理由は主に4つあります。
まずは原因を知っておくことが、異常を見分ける第一歩です。
- 水蒸気
- 特に冬場やエンジンが冷えているときに見られ、問題ありません。
- オイル上がり
- エンジン内部でオイルが燃焼室に侵入する現象で、修理が必要です。
- オイル下がり
- バルブステムシールからオイルが漏れて燃焼室に侵入する現象で、修理が必要です。
- 2ストロークエンジン
- 2ストバイクは構造上白煙が出やすいため、通常は問題ありません。
白煙の異常を見分ける4つの方法
白煙が異常のサインかどうかを見分けるための簡単な方法をご紹介します。
1. 匂いを嗅ぐ
白煙の匂いを確認してみましょう。
- 水蒸気の場合:特に変な匂いはしません。
- オイル上がり・オイル下がりの場合:独特のオイル臭がするため、異常のサインと判断できます。
2. ティッシュをかざしてみる
マフラーの排気口にティッシュをかざすことで、水蒸気と異常の区別が可能です。
- 水蒸気の場合:ティッシュには何も付着しません。
- オイル上がり・オイル下がりの場合:ティッシュにオイル汚れが付着し、異常がわかります。
3. エキパイ内をチェックする
手間はかかりますが、マフラーを取り外してエキパイ内を確認する方法も効果的です。
- 水蒸気の場合:エキパイ内に汚れは溜まりません。
- オイル上がり・オイル下がりの場合:エキパイ内にオイルの燃えカスや汚れが溜まっていることが多いです。
4. 手をかざしてみる
排気に手をかざして、排気の感触を確認する簡単な方法です。
- 水蒸気の場合:手に何も感じません。
- オイル上がり・オイル下がりの場合:排気がベトベトしており、異常のサインと考えられます。
それぞれの原因と対策
水蒸気の場合
- 原因:外気温が低い時に見られる現象です。冬に息が白くなるのと同じく、マフラーから水蒸気が白く見えるだけです。
- 対策:問題はありません。エンジンやマフラーが温まると白煙も自然に消えるでしょう。
オイル上がりの場合
- 原因:ピストンとシリンダーの隙間からオイルが燃焼室に入り込むことで発生します。
- 対策:ピストンリングの交換やエンジンの修理が必要です。エンジンが温まると白煙が止まることが多いですが、放置するとエンジンに悪影響を及ぼします。
オイル下がりの場合
- 原因:エンジンのバルブステムシールからオイルが燃焼室に漏れ出すことで発生します。特にエンジンの始動直後やシフトダウン時に白煙が見られます。
- 対策:バルブステムシールの交換やエンジンの分解修理が必要です。オイル下がりを放置すると、エンジン内部のパーツが損傷するリスクがあるため、早めの修理をお勧めします。
2ストバイクの場合
- 原因:2ストロークエンジンは構造上、オイルと燃料が混ざって燃焼するため、白煙が発生しやすいです。
- 対策:通常は問題ありませんが、オイルの調整が必要な場合もあります。定期的にオイル交換やオイルポンプの調整を行うことで、煙の量を抑えることができます。
まとめ
バイクから白煙が出る原因と、その見分け方についてご紹介しました。
水蒸気であれば問題ありませんが、オイルが原因の白煙であれば修理が必要です。
もし異常がある場合は、修理費が高額になる前に早めに対応するのが得策です。
定期的にチェックして、愛車の状態を確認し、安全なバイクライフをお楽しみください。
白煙が気になる方はぜひ一度、今回の見分け方を試してみてください!