こんばんは、かわばっちゃんです!
バイクを安全かつ快適に楽しむために、欠かせないメンテナンスが「法定点検」の1年点検です。
特に車検のない250cc以下のバイクでは、定期的な点検が事故や故障を未然に防ぐために重要です。
この記事では、1年点検の必要性や費用、所要時間、そして点検項目など知っておきたいポイントを詳しく解説します。
愛車を長く大切に乗るために、ぜひ参考にしてください!
目次
1年点検ってなに?
1年点検、または「法定点検」は、国が定める必要最低限の点検で、バイクの安全性や環境への配慮を確保するために行います。
特に車検がない原付や250cc以下のバイクは、定期的な点検が怠られる傾向があり、これが原因で故障や不具合が発生しやすいとされています。
しかし、1年点検には罰則がないため、点検を受けずにバイクに乗っている人も少なくありません。
ただし、1年点検はバイクの健康診断のようなもので、異常が早期に見つかることで大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
特に普段から遠出をするライダーや、ツーリングを楽しむ方にとっては、定期的な点検が非常に重要です。
バイクに長く安心して乗り続けるために、1年点検をしっかり受けることをおすすめします。
1年点検と車検の違い
「1年点検」と「車検」は似ているように感じられますが、実際には目的が異なります。
- 1年点検:車両が安全かつ快適に走行できるかを確認するための点検です。走行中の異常を未然に防ぎ、バイクの性能や耐久性を維持するためのものです。
- 車検:車検は法律で定められた保安基準を満たしているかを確認するもので、検査自体に主眼が置かれています。つまり、車検に合格することがバイクの使用許可に関わるので、未受検では走行できません。
したがって、日頃の安全なバイクライフを維持するためには、車検だけでは不十分で、1年点検や日常点検が欠かせません。
特に1年点検では細かなパーツのチェックが含まれているため、バイクの性能を維持し、快適に走り続けるためのメンテナンスと考えるといいです。
⬇️車検との違いはこちら⬇️
1年点検にかかる費用
1年点検の費用は、バイクの排気量や構造(カウルの有無など)によって異なります。一般的な目安として、以下のような費用がかかることが多いです。
・原付(125cc以下):5,500円~9,000円
・小型(125cc超250cc以下):8,000円~14,000円
・中型(250cc超400cc以下):9,500円~15,000円
・大型(400cc超)の場合:11,000円~20,000円
これらの料金は、各バイクショップで異なる場合があります。
また、点検の際に部品の交換が必要と判断されると、パーツ代が追加でかかります。
例えば、ブレーキパッドやバッテリー、タイヤ交換などが必要になる場合は、その分の費用も加算されます。
事前に見積もりを確認しておくと、思わぬ出費を防ぐことが出来ます。
1年点検はお金がかかるからというのが原因の場合は、セルフでもできるので、セルフでやるのもオススメです。
1年点検でかかる時間
1年点検には、30~40項目にわたる細かな点検が含まれるため、短時間で終えることは難しいです。
一般的には2~3時間、場合によっては半日から1日かかることが多いです。
点検の予約を早めにして、特に代車が必要な場合には事前に確認しておくとスムーズです。
バイクショップやディーラーによっては、事前に予約をすれば代車を貸してくれることもあります。
時間がかかる分、しっかりとした点検ができるため、愛車をしっかりとチェックしてもらいましょう。
1年点検の項目内容
1年点検では、運転に必要な安全性を確保するための点検項目が設けられています。主な項目は以下のとおりです。
オイル・液体類 | ブレーキ液・クラッチ液・冷却水・バッテリー液・エンジンオイル・トランスミッションオイル |
摩耗類 | ワイヤ類・クラッチ板・ブレーキシュー・ブレーキパッド・タイヤetc |
ゴム類 | クラッチホース・マスタシリンダカップ・ブレーキホース・燃料ホース・キャリバーシール・冷却ホースetc |
これらの項目は、バイクの走行や安全性に直接関わるため、異常が見つかった場合には修理や交換が必要です。
特に、ブレーキやタイヤなどの摩耗が進んでいる場合、早めに対応することで事故を防ぎ、快適な走行が可能になります。
少しでも費用を抑えるためには?
1年点検の費用を少しでも抑えるための方法として、以下の点を試してみるとよいでしょう。
1. 自分で簡単なメンテナンスを行う
オイル交換などの基本的なメンテナンスは自分で行うことができます。
また、インターネットで必要なパーツを事前に購入し、交換費用を抑える方法もあります。
ただし、バイクショップによってはパーツの持ち込みが不可の場合もあるため、事前確認が必要です。
2. 複数のバイクショップで見積もりを取る
いくつかのバイクショップで見積もりを依頼し、料金を比較するのも良い方法です。
また、個人経営の整備工場に依頼することで、ディーラーよりも費用が抑えられる場合もあります。