こんばんは、かわばっちゃんです!
バイクに乗っていると、渋滞中に「すり抜け」をするかどうか迷う場面が多いのではないでしょうか?
すり抜けは交通の流れをスムーズに感じさせる一方で、交通ルール的には違反かどうか疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言うと、「すり抜け」は道路交通法ではグレーゾーンとされています。
違反になる場合もあれば、セーフと見なされる場合もあります。
この記事では、すり抜けが違反になるケース、そして合法的にすり抜けできる条件について詳しく解説していきます。
バイクに乗る方はぜひ参考にしてください。
目次
そもそも「すり抜け」は道路交通法で認められている?
「すり抜け」という行為は道路交通法では明記されていないため、実は法律上の正式な表現ではありません。
すり抜けが違反かどうかは、状況によって「追い越し」または「追い抜き」のどちらかで判断されます。
- 追い越し:車線を越えて前の車両を追い抜く行為
- 追い抜き:車線を越えずに前の車両を追い抜く行為
車線を超えるか超えないかで違反が分かれるため、すり抜け行為はその状況に応じて合法か違法かが決まるのです。
これらのルールを理解し、特に安全面を重視して判断することが求められます。
違反となるすり抜け行為とは?確認すべき7つのポイント
それでは、どのような場合にすり抜けが違反と見なされるのでしょうか?
違反につながる可能性があるケースを以下に紹介します。
- センターラインの種類
- 標識の有無
- 車両の左側を追い抜く
- 右折待ちの車両の右側を通過
- 割り込み行為
- 禁止場所での追い越し・追い抜き
- 信号無視
それぞれの詳細について解説していきます。
1.センターラインの種類に注意
道路のセンターラインにはいくつかの種類があり、それぞれ追い越し可能かどうかのルールが異なります。
- 白い破線:安全確認がしやすい場所に引かれており、追い越しも可能です。
- 白い実線:はみ出しが禁止されているため、車線内での追い越しのみ可能です。
- 黄色い実線:特に危険な場所に引かれており、追い越しのためにはみ出す行為が禁止されています。ただし、車線をはみ出さない追い越しは可能です。
違反すると「追越し禁止違反」となり、二輪車の場合は反則金7000円、違反点数2点のペナルティが課せられます。
2.標識の有無
標識が「追い越し禁止」を示している場合、当然ながら追い越しは認められません。
補助標識がない場合は、車線をはみ出さなければ追い越しが可能ですが、補助標識がある場合は一切の追い越しが禁止されています。
3.車両の左側を追い抜くのはNG
基本的に追い越しは右側から行うべきですが、交差点直前や路肩などを利用して左から追い越す行為は違反です。
前方の車両の左側を通り、路肩を使って追い越すと「追い越し違反」になります。
違反した場合、二輪車では反則金7000円、違反点数2点が科せられます。
4.右折待ちの車両の右側を通過
右折待ちの車両を右側から通過すると巻き込み事故のリスクが高くなるため、禁止されています。
安全のためにも、右折車の左側から追い抜くようにしましょう。
5.割り込み行為は危険
赤信号で停車中の車や停車するために徐行している車、渋滞中の車の間を追い抜いて前方の車両の前にバイクが割り込んむといった行為は「割り込み禁止違反〔反則行為の種類第第十七〕」に該当します。
根本的に車両の間をジグザグにすり抜ける行為は違反うんぬんの前にとても危険なのでしないようにしましょう!
もし割り込み行為をすると以下の罰則が科せられます。
■点数:1点
なお、「割り込み」とは、前方にある車両等と同一進路上における狭い間隔に無理に侵入することを意味するので(注解 道路交通法〔第5版〕156頁)、単に追い抜いただけで割り込まなかった場合には違反とはなりません。
6.禁止場所での追い越し・追い抜き
以下の場所では、追い越し・追い抜きが禁止されています。
- カーブ付近
- 急な下り坂
- 上り坂の頂上
- トンネル内(車両通行帯が設けられていない場合)
- 交差点付近や踏切の30m以内
- 横断歩道や自転車横断帯の手前30m以内
違反すると反則金7000円(原付は6000円)、違反点数2点が科せられるため、特に注意が必要です。
7.信号無視に注意
信号待ちの車両をすり抜けて停止線を越える行為は、信号無視と見なされることがあります。
バイクが停止線を超えてしまうと、二輪車で7000円の反則金と違反点数2点が課されます。
安全を確保するためにも、信号待ちでは必ず停止線の後ろで停車しましょう。
すり抜けが合法になる条件はある?
上記のルールを守れば、すり抜け行為が違反になる可能性はかなり低くなります。
しかし、最終的に違反かどうかを判断するのは現場の警察官です。
場合によっては黙認されることもありますが、取り締まられることもあります。
そのため、すり抜けはグレーゾーンとして扱われ、完全に合法とは言い切れないのが現状です。
まとめ
今回は、バイクのすり抜け行為がどこまで違反で、どのような条件で合法かについて紹介しました。
結論として、すり抜けは安全面でもリスクが高く、法的にグレーゾーンです。
個人的には、事故の危険を避けるためにも、すり抜けを行わないことを推奨します。
道路交通法を守ることはもちろん、周囲のマナーも意識しながら、安全なバイクライフを楽しみましょう!
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