こんばんは、かわばっちゃんです!
マフラーをカスタムする際に気になるのが、車検で通るかどうかではないでしょうか?
色々とマフラーは車検に厳しくなっています。
車検対応していても最悪、車検に通らない場合があったりします。
もし違反していた場合、整備不良として罰則が課せられます。
そして、不正改造したバイクには「不正改造車」ステッカーが貼られ、15日以内に検査を受ける整備命令が出されることになります。
従わない場合にはナンバーと車検証が没収されることもあるようです。
⬇︎整備不良の罰則⬇︎
引用元:https://xn--u9jwf7a8ip16p94g.net/kiso/siru/kaizo/kaizoihan.html
なお、命令を無視し続けた場合には50万円以下の罰金が科せられます。
他にも不正改造を行った作業者には、6ヵ月以内の懲役もしくは30万円以内の罰金が科せられることになります。
ではバイク車検を無事に通過できるようなマフラーってどんなものなのかについて書いていきますね!
目次
車検でこんな対策していませんか?
車検をやる際に以下のようなマフラー対策をしていませんか?
・マフラーにバッフルをつける
・詰め物を入れる
各々詳しく解説していきますね⬇︎
マフラーにバッフルをつければ大丈夫?
バッフルがボルトオンで簡単に脱着できてしまうマフラーがあるので、車検の時だけバッフルをつけて車検を通す人がいます。
しかし、これは車検で騒音測定をする意味がないということで2010年4月から脱着式バッフルの装着が禁止する規制がかかりました。
とはいえ、この規制で禁止されたのはあくまでも「脱着式」のバッフルになります。
バッフルを溶接したり、リベットで留めたして容易に脱託できない状態にすれば、現状は車検には問題ありません。
今ではバッフルはくっついている物が多いので、ぜひ車検対応していれば、大体は大丈夫です。
マフラーに詰め物をいれても大丈夫?
バイクのマフラーに詰め物するのは排気音を小さくするという昔ながらの方法になります。
この方法は排気音を抑えられるかと聞かれればできます!
ですが、車検に通るかと聞かれればおそらく通らないです。
エキパイ部分にスチールウールなどを詰め込んで、排気のヌケを悪くすることで排気音を抑えます。
これでいくらか排気音が小さくなることは確かです。
ですが昔ながらの手法になるので、検査官もある程度疑ってきます。
検査官によってはマフラーに棒状のものを突っ込んで、詰め物をしていないか確認する人もいるほどです。
それで詰め物をしていることがバレてしまうと、その日に車検を通すことはほぼ不可能になります。
マフラーはJMCAに認定された物しか車検に通らない?
そもそもJMCAとは全国二輪車用品連合会のことを指します。
JMCAは公的機関による試験を受け、法規制よりも厳しい基準をクリアしたマフラーに『JMCAプレート』を貼付されます。
これにより車検対応のマフラーである証明をします。
なので、JMCAプレートがついていれば、基本的にそのマフラーで車検は通ります。
そこでこんな疑問が生まれませんか?
「JMCAプレートがついていないマフラーは車検に通らないの?」
通らないというわけではありません。
JMCAはあくまで民間団体であるため、その認定がバイクを車検に通す要件というわけではありません。
なので、仮にJMCAプレートがついていなくても検査で騒音や排気ガスが基準値以内に収まっているならば車検は問題なく通ります。
しかし、結局のところは車検場で検査を受けてみなければ、バイクについているマフラーが何デシベルの排気音を出すのか現実的にはわかりません。
そのことを考慮すればバイクの車検に望む際は素直にノーマルのマフラーにするか。
あるいはJMCAプレートのついたマフラーを選んでおくことが健全です。
⬇︎JMCAプレート⬇︎
引用元:https://jmca.gr.jp/about_muffler/certification/
輸入マフラーは車検対応?
海外製の輸入マフラーでも騒音規制と排ガス規制をクリアしていれば、車検には通ります。
車検適合の基準に
公的機関による性能の証明
マフラー本体に性能確認済の表示
といったのが必要になりますが、輸入マフラーにはJMCA認証プレートがなかったりするものがほとんどです。
しかし、性能確認済の表示に関して欧州規制対応を表す『Eマーク』がついていれば、ほとんどのマフラーが騒音・排ガス基準内に収まっています。
⬇︎騒音規制と排ガス規制をクリアしているかのチェック項目⬇︎
車検のマフラーの音量基準は?
まずなんといっても気になるのが、音量基準ではないでしょうか。
騒音に関しては、かつては排気量毎に〇〇デシベル以上はダメ!と一律に決まっていました。
ですが、平成28年の法改正によって現在は車種別に基準が定められていました。
バイクが新車発売されるときにメーカーが試験を受けて、その際に定められた音量が基準になっています。
なので、リプレイスマフラーに交換する時も、その車種の基準値を超えているとダメ!ということです。
愛車がバイクの騒音基準値がいくらなのか、メーカーサイトやショップで確認してくださいね!
カワサキのバイクならば公式ホームページからサービスデータを検索することができます。
ちなみに、平成28年の法改正以前に製造されたバイクは何度かあった規制毎に騒音規制が定められておりましたが、ざっくり言わせていただくと94デシベル以下なら大体問題ありません。
なお、この94デシベルという音量は近接排気騒音法(マフラー排気口から後ろ斜め45度、距離50cmの位置で測定する方法)という測定方法での音量になるので、自身で測定する際は注意してください。
⬇︎マフラー音の測定方法⬇︎
音量だけではなく、排気ガスにも注意!
排気音は大丈夫だからといって、車検に通るとは実は限りません。
なぜなら、排気ガスも基準があるため、排気ガスで引っかかる場合もあります。
余談ですが、排ガス規制の影響は非常に厳しく、各メーカーが人気モデルを生産中止にするのは排ガス規制が原因という事が多いです。
排ガス規制はマフラーからの排気ガスに含まれる以下の3つの物質の量を規制しています。
・CO(一酸化炭素)
・HC(炭化水素)
・Nox(窒素酸化物)
日本の排ガス規制は騒音とは逆に世界の基準の方が圧倒的に厳しいです。
ただ、国際基準に合わせていくうちに国内の基準もどんどん厳しくなっています。
EURO4とかEURO5とか言う名称は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
車検においての排ガスの対象車種になっている場合は以下の2つの条件に通るかどうかが決まってきます。
・排ガスの測定を実施して基準値内になっているか
・(必要な場合)排ガス検査証明書があるか
具体的な数値は知っていてもあまり意味がないので、年々厳しくなっていることだけ覚えておくといいかもしれません。
それ以降も新たな規制がありましたが平成24年25年排ガス試験方法の変更されました。
それにより平成24年10月1日以降に型式認定を受けたバイクは、その触媒装置を変更した際に車検の際にWMTCモード排ガス試験成績書(いわゆるガスレポ)の提示が必要となりました。
これまでの規制では車検対応のマフラーを使用していれば車検に通っていました。
ですが、この新たな規制によって装着しているマフラーが車検対応のものであったとしても、ガスレポが必要になったということです。
ガスレポは車検対応のマフラーを購入すると最初から付属しています。
紛失してしまった場合は再発行することができます。
対象のバイクをお持ちで触媒装置を変更している方は車検の際にガスレポの持参をお忘れないように注意しましょう!
まとめ
今回、バイク車検に通るためのマフラー音量対策と注意点について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
バイクをカスタムする時にマフラーを変えたいという人は多いですよね。
僕も交換したくてCB400に乗っている時にヨシムラのマフラーに変えていたので、よくわかります!
ただ、マフラーの規制は年々厳しくなっています。
直近では
「社外マフラーだと規制適合の証明ができる刻印やプレートないとNG」など
また、車検が無いバイクでも基準外のマフラーを装着していると違反扱いになりますので気を付けてくださいね!
少しでも良かったと思ってくれた人はコメントしてくれると嬉しいです!
飛んで喜びます!
S1000RRではアクラポビッチが標準装備だったので、最初から音が良かったですが、僕はやっぱり社外品をつけて少しは良い音をブンブン鳴らしたいですね笑